泣いたっていい
子どもが泣いていると、親としては切なくなりますよね。何とかしてあげたくなったり、泣き止んでほしい一心で抱っこしたり、時にはお菓子をあげちゃったり… とにかく親もココロがざわつくことありますよね。
『ありのままを受け入れる。それが愛。』
ある日この言葉が、家庭生活の中に『撮影する』という行為を加えてくれました。
最初はかわいいから記録として残したい。
ありきたりですがそんな単純なことでした。でもいいとこばかりではないのが生活。待ったなしの起きてくることに、10年近くプロとしてきれいに撮ろうとしてきた当時の私は、果たしてきれいごとだけにおさめていくことができるのだろうか… 愕然とすることも多々ありました。
子どもの一喜一憂にカメラを向けているうちに、私の中の感情から暴走するマインドが、一瞬離れることを感じたことがあったのです。それがきっかけで、「泣くよね…」「痛かったよね…」「思い通りにならないって嫌だよね…」という言葉がわたしの口から発せられ、『共感』というクッションが回避行為へと暴走するマインド(愛情)を静めて、『写し取る』という行為ができるようになっていきました。
共感して写し取る
それに尽きる…
親とはそういう存在であれれば、子にとって安心の基地となり自分への信頼、他者への信頼がはぐくまれていくのではないでしょうか。
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